米海軍厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)の40代の下士官が、知人の日本人女性の娘=当時(8)=にわいせつな行為をしたとして、3月の軍法会議で禁錮6年などの判決を受けたことが7日、在日米海軍などへの取材で分かった。 米海軍などによると、下士官は基地内の住宅で女児にわいせつな行為をしたとして、神奈川県警が昨年2月、強制わいせつ容疑で書類送検した。横浜地検は同3月、下士官を嫌疑不十分で不起訴処分にしたが、米軍が捜査を継続していた。 下士官は先月31日の軍法会議の判決で、禁錮6年と降格、不名誉除隊を言い渡された。すでに所属部隊を外れているという。 在日米海軍司令部は「事件後、女児の母親から通報を受けたが、訴追するかどうかの選択は日本側にあった。日本の当局が起訴しないことになったので、米軍側で捜査した」としている。