神戸市は5日、元気なのに病気を装って欠勤したなどとして、環境局の男性技術職員(50)を停職3カ月の懲戒処分にした。職員は「釣りの達人」として知られ、平日に収録されたテレビの釣り番組に出演しているのを見た視聴者から市に連絡があり、発覚した。 市によると、2006年11月~11年5月のうち15日間、薬局で入手した白紙の薬袋に「ぜんそく」や「腸炎」と書き入れたものを上司に提出して病気欠勤したり、妻の介護を理由に特別休暇を取得したりしていたが、実際には高知県など4県で、釣りを7日間にわたり楽しんでいた。 このうち2日間は、釣り番組からの依頼に応じて出演し、三重県沖の海で釣りの腕前を披露していた。職員は「少しぐらいならばれないと思った。浅はかだった」と話しているという。