衆議院選挙の秋田市の投票所で、担当の職員が寝過ごしたため、投票の開始が15分遅れ、開始を待っていた有権者が帰ってしまうなどの影響が出ました。 秋田市選挙管理委員会によりますと、秋田市仁井田の御野場中学校の投票所で、本来は午前7時の投票の開始が15分遅れました。 原因は投票用紙や名簿を預かっていた秋田市の40代の男性職員が寝過ごして、投票所に来なかったためで、別の職員が男性職員の自宅まで投票用紙と名簿を取りに行ったということです。 投票開始を待って並んでいた有権者のうち、およそ10人が投票せずに帰ってしまったとみられています。 秋田市選挙管理委員会の菅原弘夫委員長は「職員の緊張感の欠如により、有権者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことは遺憾であり、誠に申し訳ありません。今回の事案を検証し、再発防止に努めます」と話しています。