年末年始には「十戒」「レ・ミゼラブル」「もうひとりのシェイクスピア」そしてDVDで見たジェームズ・カヴィーゼル、ガイ・ピアース主演の「モンテ・クリスト伯」など史劇・文芸大作系の映画が続いていたのだが*12013年劇場鑑賞第2弾も史劇。フランス大革命におけるマリー・アントワネットとその侍女の物語、「マリー・アントワネットに別れをつげて」を鑑賞。 物語 1779年7月14日、フランス王妃マリー・アントワネットの侍女で朗読係のシドニー・ラボルドは今日も王妃のために本を読んでいる。マリー・アントワネットはシドニーの虫さされの腕に香油を塗ってくれたかと思えば唐突に刺繍の見本帳に夢中になってそっちのけになるような気まぐれな人物だが、シドニーはそんな王妃に心酔しているのだった。 7月15日、民衆がバスティーユ監獄を襲撃陥落したという報告がヴェルサイユをパニックに陥れる。そんな中シドニーは王妃お抱えの服飾