「工藤会トップ、死刑求刑に表情変えず 検察『悪質性の元凶』」──YAHOO! ニュースが1月15日に掲載した、九州のブロック紙・西日本新聞の記事見出しだ。 【画像】抗争激化であなたの近所にも「火薬庫」が!? 全国危険地帯「ハザードマップ」 *** 福岡地裁で検察側は、北九州市の特定危険指定暴力団「工藤会」のトップ、総裁の野村悟被告(74)に極刑を求めた。 更に同会のナンバー2、会長の田上不美夫被告(64)には無期懲役と罰金2000万円を求刑した。指定暴力団の最高幹部に死刑が求刑されたのは初めてとされ、多くのメディアが詳報を行った。 これまで暴力団が引き起こす殺人や傷害事件は、対立組織の関係者など、いわゆる“ヤクザ者”が標的となることが多かった。 一方、福岡地裁で公判が開かれている“市民襲撃4事件”の場合、市井の人々に暴力団が襲いかかったことが最大の特徴だ。 4事件で野村被告は指揮と命令を下