まずは、僕が野球を嫌いになりかけた話から始めさせてください。 幸運にもプロ野球選手になれて、好きなものを仕事にできて、それなりに1軍で結果を残せて。満ち足りた野球人生を送らせてもらいました。 【写真】巨人入団当時、夢と希望にあふれていた田原誠次 でも、結果的に現役最終年だった2020年、僕はあんなに好きだったはずの野球が嫌いになりかけていました。調子がよくても、結果を残しても使ってもらえない。1軍に上がるのは若い選手ばかり。プロ9年目、31歳になった僕も「これがプロの世界だ」と理解していたはずでした。 それでも、秋が近づくにつれて野球が仕事でなくなる危機感、恐怖感に支配されていきました。11月2日、巨人に戦力外通告を受けた時は、頭が真っ白になりました。12球団合同トライアウトを受けても、NPB球団からのオファーはゼロ。僕は現役引退を決意しました。 元プロ野球選手の就職活動 最初に頭に浮かん
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く