麻美 私が大人になって母から聞いた話ですが、当時は週刊誌の方がよく取材にきていたみたいですね。お店も繫盛していたらしく、4店舗くらい出したのかな。子どもの頃は、自宅兼店舗に住んでいましたが、夜になると1階のお店から笑い声とか、カラオケの歌声がよく聞こえてきましたね。 ――麻美さんもお店に顔をだすことはあったのですか? 麻美 親に用があるついでに、お客さんと喋ることもありましたね。お客さんと一緒に歌を歌うと、みんなが喜んでくれたんですよ。今は全てお店を閉じていますが、いつも賑やかで楽しかった記憶があります。 今思えば、子どもながらに比較的裕福な生活をさせてもらっていたと思います。携帯電話も今ほど普及していなかったんですが、小学生のときに持っていましたし。 ただ、バブルがはじけて、私が小学校高学年くらいのときから徐々に閉じていったのかな。気づいたら、お店のドアが板でふさがっていたので、え、なん