京都大学をウロウロしていた京都府警の公安捜査員が京大生とトラブルになった事件が話題になっていますね。どうやらデモ活動をしていた京大生が逮捕されたことに対する抗議活動が京大で行われており、それを監視にきていたようです。それを発見した学生が、捜査員を取り押さえて一悶着が起きたとのことです。京都大学側は「無断で警察官が立ち入ったことは誠に遺憾だ」旨のコメントを出しています。一方、京都府警は逮捕・監禁で捜査するとのこと。 ところで、公安の捜査員がウロウロしていたことになんで一部の京大生がキレているのだろうと思った人も多いと思います。治安を守ってくれてむしろ喜ばしいと思う人もいるでしょう。僕もどちらかというとそういう感想です。でも、ここには大学の自治という憲法問題が関わってきちゃうんですね。 1.大学の自治とは 学問の自由が憲法23条で保証されているという話は中学の公民などで勉強した人も多いでしょう