池田氏のカリスマ性にも、この幹部は疑問を投げかける。 「カリスマ性うんぬんのとらえ方も、世代によって違うと思うんですよ。創価学会は今年で創立93年で、池田先生が会長になられて60年以上になりますから、この半世紀を池田先生と一緒に歩んでこられた同年代の方々は、カリスマとして仰ぎ見ていると思いますが、50代の私などは、生まれたときから家が創価学会だったので、私たち世代からするとカリスマというのは当たらない気がします」 カリスマでないなら、いったいどんな存在なのか? 「現代における法華経の解釈、日蓮の言葉を実生活や自分たちの人生に置き換えて指導してくれる人が池田先生なんです。だからカリスマというよりは、信仰の指導者であり師匠ですね。柔道でも書道でも師匠がいるように、池田先生は“人生や信仰における師匠”という側面の印象が、われわれ世代には強いんです。だから、池田先生が右向けって言ったから絶対に右を