「都民ファーストの会」元事務総長で弁護士の小島敏郎氏が「文藝春秋」5月号に発表した手記をきっかけに、小池百合子・東京都知事の学歴問題が再びクローズアップされています。6月18日には小島氏が東京地検に、小池氏に対する公選法違反(虚偽事項の公表)罪での告発状を提出しました。この問題について人気作家、黒木亮氏がJBpressでレポートした連載記事をもう一度お届けします。(初出:2024年4月16日) ※内容は掲載当時のものです。(JBperss編集部) (黒木 亮:作家) 小池百合子東京都知事が、自己の学歴詐称疑惑を隠蔽するため、2020年6月9日に日本外国特派員協会(FCCJ)で開かれた郷原信郎弁護士と筆者の記者会見にぶつける形で、カイロ大学の声明文を“自作自演”したことが、元側近の小島敏郎氏が「文藝春秋」に寄稿した手記によって暴露された。 小池氏は、筆者らの会見前日に元ジャーナリストでやは