今季からミルウォーキー・ブリュワーズの一員となった青木宣親が、徐々にその実力を発揮し始めている。 開幕からレギュラー扱いされず、代打起用も多く、打率が2割1分1厘まで落ちる不調の時期もあった。しかし5月13日(現地時間)のカブス戦で4打数2安打を放ったのを皮切りに、その後に先発起用された3戦はすべてマルチ安打。規定打席不足ながら打率3割に乗せた。 レギュラーの予定だったナイジェル・モーガンが打率2割1分4厘と低迷していることもあり、センターの定位置も手の届くところに来ている。 15日のニューヨークでのメッツ戦の際には、ロン・レネキー監督も「(青木かモーガンの)どちらかが好調になればセンターは決めやすくなるんだが」とつぶやいていた。その日のゲームで2安打を放った青木も、試合後に「大きいですね。明日につながる」と繰り返していた。 左投手が苦手のモーガン、攻守ともに粗さが目立つカルロス・