上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃんが生まれそして幼くして亡くなったことが話題です。非常に残念に私も思います。 その一方で、和歌山県、南紀白浜のパンダはこの10年で12頭誕生し、11頭元気に育っていると聞きます。関西ローカルではニュースになっているとも聞きますが、方や号外が出るほどその死がニュースになった上野の赤ちゃんパンダと、さして話題にならない南紀白浜のパンダ、その差はどこで生じたのでしょうか? マーケティング理論でその説明は簡単にできます。上野のパンダが最初に、そして非常に大きな記憶として日本国民に刷り込まれたから、です。そして、それは1番でなければなりません。2番めに話題になった場所では二番煎じで人々の記憶に残りにくいのです。 もちろん、東京という人口の大きな首都でマスコミも多数あって、全国にニュースが波及しやすいという要因もあるでしょう。しかし、そういう場所的な問題を差し置い