きょうはストラップを使うことについて、です。 サックスやファゴット、オーボエなどストラップを使う管楽器の方々とレッスンしているなかでわかってきたことがあります。 【ストラップの役割】 重量のある楽器を腕だけで支えると、腕が重いものを持つモードになって指が固定・安定モードになります。 それはフィンガリングにあまり向かない状態です。 そこで、楽器の重さを一部胴体に預けることで、指が速く動かせる通常モードの腕の状態を保つ。それがストラップのやってくれることです。 胴体に重さを預けることの良さは誰でも、リュックサックと手さげカバンのちがいで実感していますね。 手で持つとあんなに重いものが、背中に背負うと全然平気に!これが胴体、軸の力に頼る良さです。 【重さを忘れることの弊害】 しかし皮肉にも、重量を忘れるくらい胴体・軸が頼れる存在であるがゆえに問題が起きることがあります。 それは、数ヶ月ストラップ