公明党の石井啓一幹事長は8日の記者会見で、松野博一官房長官が所属する自民党安倍派(清和政策研究会)から1000万円超の裏金のキックバック(還流)を受けた疑いがあるとの報道を受け、野党が辞任を求めていることについて「政治家の出処進退は自ら決めるものであり、まずは自民党やご本人の対応を見守りたい」と述べた。 石井氏は、松野氏が「捜査中」を理由に、明確な説明を避けていることについて「精査をした上で、丁寧な説明を期待したい」と指摘。岸田文雄首相が7日になって自身が率いる岸田派から離脱すると表明したことに関しては「政府の長として派閥に直接関わることは、控えた方がいいという判断は適切だ」とした上で「できればこういった問題が起こる前に、派閥を抜けられればもっと評価が高かったのではないか」と苦言を呈した。
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