【上海=河崎真澄】日本のアイドルグループ「AKB48」の海外姉妹ユニットとして、上海で2年前にデビューした「SNH48」の人気が不動のものになりつつある。25日に開票された「第2回選抜総選挙」では、主に中国国内のファンらからの投票数が約69万票と、昨年の4倍以上に膨らんだ。 次のシングル曲を歌うメンバーを決めるファン投票だが、上海の男子大学生(21)は「高い得票数のメンバーは僕らファンを大事にしてくれると思う」と目を輝かせた。「選挙」が持つ意味を実感し始めたようだ。 共産党一党支配の中国は村レベルを除いて直接投票できる選挙制度はない。 今回の総選挙にはSNH48のメンバー73人が立候補し、投票は5~7月にインターネット上などで行われた。1位は約7万4千票を獲得した上海の高校に通う趙嘉敏さん(17)。 1票の投票権が付いた正規版CDは1枚78元(約1550円)だ。高得票数のメンバー16人がA