上野千鶴子氏の『おひとり様の老後』が75万部を超えるベストセラーになったのは、2007年のこと。それから10年強、いまでは「女が一人で生きていく暮らし」は、ひとつの生き方として普通に受け取られるようになってきた。 女性に限らず、「一人で生きる」と言った時、一番気になるのは「生計」のことではないだろうか。「子どもを産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考えて」いるという二階幹事長の発言に対して「46歳『未婚で子ナシ』が二階幹事長にはっきり言いたいこと」にて明快な一文を寄せてくれたフリーライターの長谷川あや氏が、「フリーランスの女性とお金の向き合い方」を自らの体験を踏まえて書く。 大学卒業後、正社員として出版社に入社。約3年半で退社して以来20年以上、フリーランスライターとして生計を立てている。フリーランスといってもいろいろだということは大前提で、つまり収入は安定していないということだ。同業