宇宙ビジネス分野のベンチャー企業に、JAXA=宇宙航空研究開発機構などのシニア人材を引き合わせる取り組みがこの秋から始まります。経済産業省が主導し、日本の宇宙産業の競争力強化につなげるのがねらいです。 こうした中で経済産業省は、宇宙分野で高い専門性をもつJAXAなどのシニア人材をベンチャー企業に引き合わせる取り組みをことしの秋から始める方針です。 定年を控えたベテランの人材を対象に経歴や特技を登録してもらい、ベンチャー企業が求める人材を探しやすくするとしています。 日本国内では現在、宇宙分野におよそ9000人が従事していますが、人材がJAXAなどに偏っているということで、経済産業省としては再就職などを通じてベンチャー企業に人材の厚みをもたせることで、日本の宇宙産業の競争力強化につなげたい考えです。