四川大地震の発生から3日目となる14日、中国四川省の被災地では、進まない救出作業、届かない救援物資に対する不満、いらだちが強まっている。政府批判の声も出始めた。(四川省都江堰(とこうえん) 吉田健一、同省綿竹 牧野田亨) 「命より警備…国は庶民見捨てた」 「中学3年の長男が、あのがれきの中にいる。地震からもう3日目なのに、なぜ見つからないの」 校舎1棟が全壊し、生徒ら数百人が生き埋めとなった都江堰の聚源(しゅうげん)中学。運動場で救出作業を見守る劉と名乗る母親(40)が号泣しながら叫んだ。コーラ飲料のペットボトルを両手で大切そうに持っている。「うちの子、これが大好きだから。見つかったら、すぐに飲ませてあげようと思って持ってきたのに……」 傍らで慰めていた親せきの女性(44)は「捜索する警官より、周りで警備している警官が多いのはどういうことなの。混乱を気にしているのだろうけど、大事なのは子供
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