明治時代 鎖国中のチベットに行き インディー ジョーンズ顔負けの旅をした お坊さんの河口慧海。 旅の手段は歩くのみ。 食料は麦焦がしを水で溶いたものとドライフルーツ。 氷が流れる川も泳いで渡る。 ダライラマに会ったり 山賊に出会ったり 偽医者みたいな事をしたり。 雪の中を 鉛色をして流れる川を見る度に 私は河口慧海のチベット旅行を思い出す。 氷が流れる川を泳いで渡る? ホントかな? 誰も見てないぞ・・・ でも 橋がなければやっぱり泳ぐかな? 若い頃に読んだ「西域探検紀行全集」 「チベット旅行記」はその中の一冊だ。 全集を一括購入して次々と読んだ。 旅の本を思い出す時 何故か一緒に旅をした様な気がする。 不思議な感覚だ。 __________________________ チベット旅行記 河口慧海 著