40歳女性。 加えて太っている。もちろん美人でもない。 若いころから太っていたので世の中にあふれる性被害は完全に他人事だった。 金曜の夜、楽しい飲み会を終えとても幸せな気分で満員の中央線に乗った。 満員電車は慣れていたが後ろにいる若い男がゴソゴソ動きすぎていてうざかった。 ただ、自分が痴漢の対象になるという頭がなかったので、障害児かなにかだと思っていた。 中野でその男がすごい勢いで下車し、なんだあいつと思った。 何気なく背中を触ったらブラウスに変な液体がついていた。 ペットボトルの水滴かも、と思ったが嫌な予感がして臭いはかぎたくなかった。 持っていた汗拭きシートで下車した駅のトイレで必死でブラウスを拭いた。 男がやたらゴソゴソ動いていた事、一度首筋に ンハーー と息がかかった事 そういう事だったか…と駅のトイレで落ち込んだ。 男はピンクのシャツを着ていた。 家に帰ったら夫に 「なんか生臭い