昭和20年日本が大きく舵を切った、玉音放送の「8月15日」と連合国に正式に降伏した「9月2日」。この2つの巨大な転換点に注目し、戦後日本の原点とその体質を見つめ直す2回シリーズの前編。 日本の指導者たちが「ポツダム宣言を受諾し、終戦する」という結論に至り、それを「玉音放送」で国民に知らせるまでに、延々と続けられた議論と、その間にも拡大し続けた被害を見つめ、そこから浮き彫りになる日本人の体質を探る。 シリーズ 日本降伏 について 今回の放送では、天皇がラジオを通して日本が終戦することを伝えた「昭和20年8月15日」をその時としてお伝えしました。シリーズ後編は、日本が降伏文書に調印した「昭和20年9月2日」をその時として、次の回でお伝えします。 8月9日午前中の会議における東郷外務大臣と阿南陸軍大臣の主張について 東郷の主張 「『国体護持』という1つだけを条件にしよう」「条件が多いと連