2017年10月に亡くなって以降もなお、遠藤賢司のスピリットは生き続けている。折坂悠太や南部式、ALKDOのライヴを観ているとそんな思いが湧き上がってくるし、全感覚祭や橋の下世界音楽祭にも遠藤の「自分が生まれた場所で、自分の音楽で、自分の祭りをやるんだよ」(2012年8月27日、DOMMUNEに出た際の発言)という意識が根っこにあるような気がする。 昨年「ユリイカ」の遠藤賢司臨時増刊号でそんな遠藤のスピリットについて書かせてもらった。今読み返すと多少ラフなところもあるものの、現在の自分の思考と繋がるところも多い。そのため、ユリイカ編集部の了承を得て、そのときの記事をnoteに転載させていただくことにした。僕としては遠藤賢司という稀有な存在を通して、茨城県県北の土着性と戦後の歌い手たちの身体性について書いてみたかったところもあるけれど、最終的な結論は「あらゆる創造の本場は自身の魂にあり」とい
今年、デビュー50周年を迎えた細野晴臣さんへのインタビュー。後編は、細野さんの音楽の聴き方や、自身のドキュメンタリー映画『NO SMOKING』で語っていた、今のバンドに欠けている“秘伝のタレ”について深掘りして聞いた。細野晴臣さんが思う、いまの音楽の面白いところ、足りないところとは? 前編はこちら >>細野晴臣 “巻き込まれ型の50周年”記念インタビュー 好きな音楽を聴く時は音質にこだわらない 音楽の聴き方について――。例えばオーディオにこだわる人もいる中で、細野さんはどうなのだろうか。 「場合によるんですけど、だいたい、その音楽が好きな場合は音質にこだわらないんですよね。例えば『あの曲、何だったかな?』とか気になったことはインターネットで検索して、そのままYouTubeで聴いちゃったりするんで。あとはiTunesとか」 特に細野さんの世代で、パソコンから流れてくる音をこれだけポジティヴ
新聞で、中央公論社の漫画「日本の古典」の広告を見た。古事記や源氏物語、雨月物語や太平記などの古典を漫画化したシリーズ作品である。その漫画を描いた漫画家がどれもビッグネームでスゴイ。石ノ森章太郎に水木しげる、いがらしゆみこにさいとうたかを、横山光輝に安彦良和、里中満智子に竹宮恵子、矢口高雄につのだじろう。みんなヒットした代表作を持つ大物漫画家である。そこらの無名の絵描きを起用した漫画ではないのだ。 今思うと、単に仕事として依頼されたからというだけでなく、こういう学習漫画を描くことで社会貢献して箔をつけようとしていたのかな。単に雑誌に大衆向けとして描くだけでは社会人的評価が得られにくかったから。あと、こういう漫画の執筆を通じて、漫画家自身も勉強になり、学がつくというのもあるだろう。最初から立派な監修がついてくれてるから安心できるだろうし。 今活躍してる漫画家たちも人気漫画家ほど、こういう学習漫
「レイリ」は、「寄生獣」「ヒストリエ」の岩明と「秋津」などで知られる室井がタッグを組んだ作品。百姓の娘ながら戦国武将・武田信勝の影武者として生きることになった、少女・レイリの姿を描く戦国時代劇だ。別冊少年チャンピオン(秋田書店)にて連載され、単行本全6巻が発売中。 岩明は「私は自ら作画しての漫画も描くのですが、この『レイリ』に関しては初めから、自分での作画・作品化は無理だと思いました」「今回本作を評価いただいた事、1人作業の時には無い感慨、喜びを感じています。本当にありがとうございます」とコメント。また作画を担当した室井は「レジェンドでありつつ、現役最前線で戦い続けている先生方に、『レイリ』を選出していただけたのは、とても光栄ですし、報われた気持ちになりました。ありがとうございます」と感謝を述べた。 受賞作品のシナリオライター、作画家、プロデューサーとしての担当編集者(または編集部)には、
パブリッシャー/デベロッパーのTeam17は12月11日、『The Survivalists』をPC(Steam)/Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One向けに発表した。2020年発売予定で、日本語表示に対応する。本作は、脱獄ゲーム『The Escapists』シリーズと世界観を同じくするサバイバル・サンドボックスゲームだ。 『The Survivalists』は、流れ着いたとある島にてサバイバルをおこなうゲームだ。最大4人での協力プレイも可能。島の生物群系はプレイするたびに自動生成される。プレイヤーは島を探索し、生き残るために食料を確保し、動物を狩ったり、また木を切り倒して得た木材にて拠点となる建物を建設するなど、周囲の環境から資源を集めるのだ。そのために必要な斧などの道具も資源からクラフト。食材も調理できるようだ。 島にはサルが多数生息しており、仲
Thomas Happ Gamesは、海外向け「Indie World Showcase」においてメトロイドヴァニア続編『Axiom Verge 2』を発表しました。 同作は緻密なドット絵で展開する『Axiom Verge』の続編となるタイトル。一新されたキャラクターや能力、ゲームプレイなどを特徴としているとのことです。公開されたアナウンストレイラーでは、更に美麗になった画面や同作のゲームプレイの一部を垣間見ることが可能です。 『Axiom Verge 2』は2020年秋に海外ニンテンドースイッチ向けに発売予定。他プラットフォームについては「続報をお待ち下さい」としています。 《Arkblade》 小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sp
【2019.12.20更新】『このマンガがすごい!2020』令和初のランキングトップ20公開!!【公式発表】 このマンガがすごい!2020 2019/12/20 いよいよ年末が近づいておりますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。 何か忘れておりませんか? チェックしなければならないものがありますよね? そう! 『このマンガがすごい!2020』のランキング発表の季節です!! 平成を越え、令和初の『このマンガがすごい!2020』 にランクインしたオトコ編・オンナ編トップ10の作品を ここに発表します!!! さあ皆様、心の準備はよろしいでしょうか? ★ 第1位 ★ 『SPY×FAMILY』 遠藤達哉(集英社) 163pt スパイアクション×偽装ファミリーの欲ばりセット! ★ 第2位 ★ 『ロボ・サピエンス前史』 島田虎之介(講談社) 77pt ヒトとロボットの未来を長大な時間軸で描いた意欲作 ★
やった順。 大神(30h、懐古的に80点)PS2時代にクリア済み。懐古的にやるのがいいのでは。 初めてプレイする人は、最近のゲームほど操作性がよくないので、おススメはしない。 既プレイ民は久々にやると、終盤の熱い展開で燃える。 いけにえと雪のセツナ(15h、60点。2時間ドラマを見るくらいのつもりで。)悪名高きTokyo RPG Factoryの作品。安かったので買った。 クロノトリガーを引き合いに出すから、叩かれたのであって、 週末に映画館に映画を見に行くくらいの気持ちでやれば、 すぐにクリアできるし、後にも何も残らないので頭を使いたくないときにおすすめ。 ドラゴンクエストヒーローズ1・2(60h、60点。面白さがわからなかった。)ドラクエに惹かれて、初めて無双系と呼ばれるゲームをプレイした。 1をクリアした段階で、かなりお腹いっぱいであったが、 買ってしまったので2までがんばってクリア
任天堂は12月11日、Nintendo Switch向けインディーゲームを紹介する番組「Indie World 2019.12.11」をYouTubeにて公開。この中で、『Baba Is You』を12月16日に国内発売すると発表した。価格は1500円。 本作は、フィンランドのインディー開発者HempuliことArvi Teikari氏が手がけたパズルゲームだ。『倉庫番』のようにブロックを押して解法を見つけるタイプのパズルで、200種類以上のステージを収録。プレイヤーキャラクターを動かし、クリア条件となるオブジェクトに触れるとステージクリアである。 『Baba Is You』の最大の特徴は、文字のブロックがステージ内に配置されており、これで文章を作るとそのステージのルールになること。たとえば、多くのステージでは本作のタイトルでもある「BABA IS YOU」という文章になるよう3つのブロッ
『茶匠と探偵』 de Bodard,Aliette,ド・ボダール,アリエット,豊, 大島 竹書房 3,190円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto アリエット・ド・ボダールは2006年から作品発表をはじめ、これまでにネビュラ賞、ローカス賞、英国SF協会賞を受賞し、各種の年刊SF傑作選へも多くの作品が採られている、旬の作家だ。彼女がデビュー直後から書きついでいるシリーズ《シュヤ宇宙》は、コロンブスと同時期に中国人がアメリカ大陸に到着し、独自の植民地文化を発展させた時間線上に展開する、長大なスケールの人類史だ。本書は、同シリーズこれまでに発表された31作品のうちから、9作品を選んで訳出した日本オリジナル短篇集だ。 《シュヤ宇宙》として発表された諸篇はそれぞれが独立していて、舞台となる時代や場所、登場人物の個性・立場もそれぞれ異なっている。本
私と玉澤と吉田君は、盛岡一高の柔道部の同期として青春を共にした。玉澤は早稲田大学に進学し、昭和44年の衆議院選へ出馬することになる 早稲田大学に進学した玉澤は、M・R・A(道徳再武装)という団体に入信、没頭して約2年間休学し、中南米を演劇等して回っていた。そんな玉澤の大学院時代に、私は、親も出さなかった学費を、手をドロにして野菜を作り、かせいだ金を願われるまませっせっと送っていた。 大学院を卒業後の昭和44年、衆議院選挙に出馬することになると、私は事務局長として、吉田君と共に選挙活動を行うことになった。 投票日の夜、太田橋の下で事務所の紙類を全部燃した。 バラマキメモは隠し持ってた。何が起きても、玉を守るの一念からである。一万八千の得票であったが、小生誰も出来ないことを、やってのけたの気分で誇りであった。投票の翌日文章違反が一つ出た、来たなと思い、バラマキメモを水で溶かしトイレに流した。
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