20日、総務省で「携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会」の第13回会合が開催された。前回までに論点が整理されていたが、今回は、報告書案が公開された。会合の結果、報告書案は正式に公開されることになり、パブリックコメントの募集が今週末を目処に開始される見込み。 報告書の内容は、第1章~第6章で構成されており、携帯向けのマルチメディア放送のあるべき姿や、今後のスケジュールなどについて一定の方針が示されている。 ■ 携帯向けの次世代放送 「携帯端末向けマルチメディア放送」とは、既に実用化されているワンセグのような放送サービスに加えて、いつでも好みの番組をダウンロードしたり、ゲームなどのコンテンツ配信などができるサービス形態を意味する。地上アナログテレビ放送がデジタルテレビ放送に完全移行した後の2011年7月以降に商用化される見込みだ。 主な対応機器が携帯電話になると見られ