難民申請が認められず国外退去を求められている外国籍の男性2人が、裁判など司法の審査もないまま長期間収容されたのは、国際的な規約に違反し不当だとして、国に賠償を求める訴えを起こしました。 東京地方裁判所に訴えを起こしたのは、トルコ国籍のデニズさん(42)と、イラン国籍のサファリ・ディマン・ヘイダーさん(53)です。 2人は祖国での迫害などを理由に、それぞれ15年前と31年前に来日し、難民申請しましたが認められず、オーバーステイの状態となって東京入国管理局に収容され、その後も仮放免と再収容を繰り返されたということです。 収容期間は平成28年からの4年間だけでもそれぞれ1300日に上り、精神的な苦痛を受けたとして、裁判など司法の審査もないまま長期間収容することは不当で、国際的な規約で違法とされる「恣意的(しいてき)な拘禁」にあたると主張し、国に合わせて3000万円の賠償を求めています。 会見でサ