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ブックマーク / cinemore.jp (1)

  • 黒澤明監督版『東京オリンピック』はなぜ実現しなかったのか 前編|CINEMORE(シネモア)

    「人類は4年毎に夢を見る この創られた平和を 夢で終わらせていいのであろうか」 これは映画『東京オリンピック』(65)の最後に映し出された文字だ。監督の市川崑はオリンピックが象徴する平和の脆さを直接的に記すことで、平和への願いと危惧を提示した。実際、オリンピックは国威発揚に利用され、戦争によって中断された歴史を持っている。 1964年10月10〜24日にかけて行われた第18回夏季オリンピック競技大会を記録した映画『東京オリンピック』は翌年の3月20日に公開され、観客動員1950万人を記録した。市川が劇映画で培ってきたテクニックを駆使することで、従来の記録映画にない華麗な映像美が際立つ作品となった。しかし、最初から市川が監督だったわけではない。数年間にわたって黒澤明が監督する予定で準備が進められていた。黒澤もまた平和を力強く訴える作品を、オリンピックを通じて描こうと構想し、画期的な演出を考案

    黒澤明監督版『東京オリンピック』はなぜ実現しなかったのか 前編|CINEMORE(シネモア)
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