日本大(東京都)は12日、過去3年間の医学部一般入試で追加合格者を決める際、医学部卒業生の子供計18人を優先的に合格させる不適切な合否判定をしていたと、記者会見で発表した。卒業生の子供を補欠合格とした影響で不合格となった受験生18人のうち、2017年と18年の計10人は追加合格とし、入学の意思を確認する。16年の8人については今後検討する。【伊澤拓也】 日大によると一般入試の定員は毎年102人。約3500人の受験生を学科の1次試験で490人まで絞り込み、面接や小論文などの2次試験を経て合格者を決める。正規合格者は100人とし、辞退者が出た場合は1、2次試験の得点順に並べた補欠合格者の上位から追加合格としたが、追加合格の最低点に近い卒業生の子供を優先的に繰り上げた。