ブックマーク / note.mu (2)

  • BLを書き続けた話とBLを書き続ける話|星井七億|note

    僕は小説ブログを運営しているのだが、その中に「BL」という記事カテゴリがある。そのまんま、BL小説を載せているカテゴリである。数の記事しか載せていないが、全て合わせると記事の総ツイート数は2万ほどになる。だいぶ読まれているコンテンツだ(今はない)。 自作への感想を読むのが好きなので、記事がツイートされる度に読者の反応や言及を追うようにしている。概ね好評である。不評ならそもそも拡散しないが。イベントで声をかけてくれる人やファンレターの傾向から鑑みると、僕のブログの読者は比較的女性が多いようだ。 固定の読者の中には、普段からBLを嗜んでいる「腐女子」「腐男子」と呼ばれる方も多く、またセクシュアルマイノリティの方々からも、面白かったという声を頂戴する。その度に、小物ながら一介の物書きとして、僕の心は奮い立つのだ。BLとは違うが以前「百合だらけの桃太郎」という記事を書いたとき、ビアン界隈の方々や

    BLを書き続けた話とBLを書き続ける話|星井七億|note
  • 創作小説「カード」|星井七億|note

    革張りの高級ソファに丸々と肥えた重たい身体を沈め、Aは手にしたスマートフォンで重要な連絡を受けていた。通話とメッセージ送信という最低限の機能しか備えていない高齢者向けのスマートフォンを握るその指には、華やかな光を放つ大きめなダイヤをあしらった指輪がい込んでいる。 かつては保守政党で豪腕の大物政治家として名を馳せたAが高齢で政界を引退する前には、国民の所有率が50%を超えて隆盛を極めていたスマートフォンも、今となっては時代の遺物と呼ばれるほど古いデバイスになっていた。現代の主流は指に嵌めるリング型の端末である。音声認識で作動し、通話からネットまであらゆる用途に使われていた。 しかし高齢のAにはその使い方がわからないし、忙しくて覚える気にもなれなかった。使い方を覚えるように促されても、歳を重ねると新しいことを覚えるのが難しいのだと睨む。なので、すでに機体の痛みも激しくなった過去のデバイスに

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