トヨタ自動車は6日、09年3月期の連結業績予想を下方修正し、本業のもうけを示す営業損益が4500億円の赤字(前期は2兆2703億円の黒字)、純損益は3500億円の赤字(同1兆7178億円の黒字)になると発表した。トヨタの純損失は、83年6月期に連結決算の開示を始めて以来初の事態となる。 日米欧を中心に自動車販売の低迷が深刻化しているためで、売上高も21兆円(前期は26兆2892億円)に下方修正した。トヨタが業績を下方修正するのは、今期3度目。昨年12月下旬の修正では、売上高が21兆5千億円、営業損益が1500億円の赤字、純損益500億円の黒字を見込んでいた。 08年4〜12月期の連結決算は、売上高が前期比13.8%減の16兆9932億円、営業利益は88.2%減の2215億円、純利益は76.5%減の3288億円だった。