驚異のロングセラー 2005年5月に発売された前作「東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング」(以下、DSトレーニング)が、年末の任天堂の発表によれば、138万本を突破したそうだ。売上本数もさることながら、驚くべきはその売れ方にある。 普通のゲームは、発売後2~3カ月を過ぎると極端に売上本数が落ちるものだが、DSトレーニングは、発売後半年経っても売れ続け、クリスマス・年末商戦では、以前にも増して売れ行きが加速しているという。これは、中高年層や女性など、あまりゲームになじみのない層も取り込む「Touch! Generations」という任天堂の戦略が成功している証拠だろう。“安心して親子で遊べる定番ソフト”という位置づけを獲得したのも大きい。 DSトレーニングに絞って考えると、その面白さの秘密は、適度な難易度と集中力が切れないうちに終わるワンプ