10年前,米MicrosoftはLinuxやオープン・ソース・ソフトウエア(OSS)活動を脅威とみなしていたが,それらがどういう性質のものなのか完全に理解していなかった。米IBMや米Netscape(当時),米Corelなど,Microsoftが過去に直面してきた企業による脅威とは異なっていたからだ。LinuxやOSSのことを,競争相手であると同時に宗教や哲学のようにも思っていたのだ。しかし,Microsoftのプラットフォーム戦略部長であるBill Hilf氏によると,これらはすべて過去の話らしい。 Bill Hilf氏は,LinuxやOSSのことをかなり知っている技術者である。Hilf氏はLinuxコミュニティで10年以上働き,プログラミングやエンジニアリング・マネジメント,Linux技術戦略など,考えうるほとんどすべての職務に従事してきた。Linux技術戦略は,IBM在籍時に担当して
![米Microsoft幹部,Linux戦略の進化について語る](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)