サッカーの２０１４年ワールドカップが行われるブラジルまで、ボールをドリブルしての大陸縦断を試みた米国人男性が１４日午前、オレゴン州で車にはねられて死亡した。 地元紙オレゴニアンなどが１７日までに伝えた。 リチャード・スワンソンさん（４２）は開発途上国や紛争地域にサッカーボールを贈る運動への協力を呼び掛けるため、米シアトルから約１万６０００キロ離れたサンパウロに向け、１日に出発した。道中で知り合った人の家を泊まり歩いていたが、リンカーンシティー郊外の路上でトラックにはねられ、１年がかりの計画は２週間、４００キロ地点でついえた。 インターネットでは、世界各地から追悼のメッセージが寄せられた。フェイスブックには同氏の息子の名で「お父さん、いつの日か僕があなたの旅を続けます」との投稿もあった。（時事）

新潟県は今年度から、狩猟者（ハンター）の新人発掘に本腰を入れる。 高齢化や猟銃所持許可の検査の厳格化によりハンターは減少の一途をたどっており、クマやイノシシなど有害鳥獣の駆除に支障を来す恐れもあるためだ。 新人発掘を目指す事業は、主に体験型研修の実施と狩猟免許取得時の助成の２本立て。体験型研修は、射撃場で散弾銃を撃ったり、ベテランハンターが仕留めたイノシシを調理して食べたりして、実地で狩猟に関心を持ってもらう取り組みだ。６月にも１回目を開催する方針という。 一方、新規に免許を取得するには、１０万円近い関連費用がかかるため、助成により取得希望者の負担を軽減させる。講習費や健康診断書の取得費などの一部助成を検討している。 県内の狩猟者登録数は、２００４年度の３１９５人が１１年度には２２６４人と約３割減った。主な要因はハンターの高齢化で、０９年１２月の改正銃刀法施行が追い打ちをかけた。猟銃の所持