芳沢光雄さんの指摘は制度論に原因を求めるもので、端的に言えば与太話なのですが、信じる人がいっぱい出て「いまの大学はどうなってるんだ」的な話がたくさん来ているので簡単に解説を試みます。 一応元記事をリンクしておきますが、内容はまあなんというか読むに堪えない内容なのでご参考までです。 まず、「塩25グラムを水100グラムに溶かすとき、食塩水の濃度を求めよ」で、次のように書かれています。 現在、日本の大学生で「25%」と答える者が少なくない。 いや、そう答える大学生は、どこの大学で学ぶ学生さんで、何%がそう答えるって話なんだよ…。もちろん、全体のグラム数は125gになるのだから、25g溶かしたら20%なのだが、ここで問題となるのは「そんなことも分からないのか」について 教え方が悪い→そういう教え方をした中学高校の教師が悪い と持っていく論理展開に問題があるわけです。 もちろん、そういう量の概念と