ユーザーが自由にカスタマイズできる特許 3Dプリント技術がおもちゃ業界に続々と浸透してきている。有名映画キャラクターのフィギュアがカスタマイズできたり、大手おもちゃメーカーが3Dプリンターで出力できる自社製品を発売したりと、ぞくぞくと利用が開始している。 そんな中、レゴブロックが興味深い特許を取得している。この特許の内容だが、非常にざっくりと言ってしまうと、既に作られているレゴブロックを3Dプリンターでプリントできる特許だという。 特許の内容だけみると、訳が分からないが、消費者が従来からあるレゴブロックを自由にカスタマイズして3Dプリントすることができるようにする特許とのことだ。 実は、エンドユーザーが3Dプリンターでレゴブロックを3Dプリントするという動きは既にみられており、今回の特許取得は、そのようなユーザーの動きにいち早く対応したものと考えられる。 つまり、ユーザーが3Dプリンターで
3Dプリンタとは、材料を削る「切削加工」や、金型を用いる「塑性加工」とは異なった、新たなモノづくり手法です。インクジェットプリンタが、インクの連続的点描画で文字や図形を描くのに対し、材料の連続的点描画で立体物を「積層造形」するため、「3D(3次元)プリンタ」と呼ばれています。 ただ実際には“3D”とはいっても「薄い層を加工しながら積み重ねることにより立体物を造る技術」であり、“2次元半”加工といえるかもしれません。3Dプリンタの定義については「3Dプリンタと3つの誤解」で詳しく紹介していますので、参考にしてもいいでしょう。 特許で振り返る「3Dプリンタ誕生の歴史」 3Dプリンタは、3次元CAD、プリント技術、生産技術を統合した技術で、その技術的な源流は「光造形法」です。1980年4月に、小玉秀男氏(名古屋市工業試験所)が出願した「特開昭56-144478:立体図形作成装置」が最初であるとさ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く