とあるファッション雑誌編集長がフライデーされた。記事によると、こうだ。 二十三才のモデルA子さんは、若者に大人気のファッションショウへの出演を夢見ていた。有名編集長であるK氏を紹介してもらう機会を得て、会食をした。食事のあとにバーへと誘われ、強引にホテルに連れ込まれた。「このまま帰るとショウには出さないよ」と脅され、怖くて従うしかなかった。 二ヶ月後、知人宅でのパーティに誘われ、自宅に送ると言われたのに、再びホテルに連れて行かれた。翌月、またもや食事をしたが、そのあとのホテルは意を決して拒否した。 その後の誘いは全て断っていたら、ショウの五日前になって「あの件はなくなった」と連絡された。A子さんはショックで体調を崩し、事務所を辞め、故郷に帰ることにした。その後、両者示談交渉中にK氏の方が「恐喝されている」と別の写真週刊誌に訴え出たため、A子さんはフライデー誌での逆襲を決意し、訴訟を検討中と