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ブックマーク / monthly-shota.hatenablog.com (3)

  • 「思惑交差点に立つ男と女」 - 月刊ショータ

    とあるファッション雑誌編集長がフライデーされた。記事によると、こうだ。 二十三才のモデルA子さんは、若者に大人気のファッションショウへの出演を夢見ていた。有名編集長であるK氏を紹介してもらう機会を得て、会をした。事のあとにバーへと誘われ、強引にホテルに連れ込まれた。「このまま帰るとショウには出さないよ」と脅され、怖くて従うしかなかった。 二ヶ月後、知人宅でのパーティに誘われ、自宅に送ると言われたのに、再びホテルに連れて行かれた。翌月、またもや事をしたが、そのあとのホテルは意を決して拒否した。 その後の誘いは全て断っていたら、ショウの五日前になって「あの件はなくなった」と連絡された。A子さんはショックで体調を崩し、事務所を辞め、故郷に帰ることにした。その後、両者示談交渉中にK氏の方が「恐喝されている」と別の写真週刊誌に訴え出たため、A子さんはフライデー誌での逆襲を決意し、訴訟を検討中と

    「思惑交差点に立つ男と女」 - 月刊ショータ
    sylph01
    sylph01 2017/12/20
  • 「広告業界という無法地帯へ」 - 月刊ショータ

    電通の新入社員が自殺して、超過勤務による労災が認定されたという出来事が、メディアで連日取り上げられている。若くして人生を諦めてしまった女性社員の無念と、ご家族の心痛と、友人や同僚たちの動揺を思うと、僕の心も穏やかではいられない。 僕は二〇〇一年に電通に入社し、十五年目で退職するまで関西支社に勤めていた。だから、去年の新入社員だった彼女とは勤務地も違えば、ほとんど入れ違いになっているため直接の知己ではない。だから、彼女の個人的なことに関しては何も知らないので、語るべきを持たない。 しかし、電通という会社、広告業界という特殊な世界については、少し知っていることがある。 この件に関して、加えてこの春に話題になっていた五輪招致にまつわる贈賄疑惑、続くインターネットの空広告の不祥事についても、電通を擁護する気はない。 但し、まず明確にしておきたいのは、電通はメディアの支配者でも、日国の影の主権者で

    「広告業界という無法地帯へ」 - 月刊ショータ
  • 「ウトゥクシク、ナリタイナ」 - 月刊ショータ

    ある晩、もう二十三時くらいのことだ。 後輩のアートディレクター(以下、AD)が喫煙室に入ってくるなり、イライラした様子で煙草に火を点けて、大きなため息をひとつ吐いた。 「どうした?」 先輩の僕は一応声をかける。 「もうムチャクチャっすよ。ポスター作ってるんですけどね……」 彼はあるお菓子メイカーを担当していた。 「グレープ味新発売のポスターなんですよ。一番上に『グレープ味新発売!』って書いてあるのに、下の方に丸囲いで『NEW!グレープ味新登場』って入れろって、クライアントが言うんですよ。書いてあるやん! って」 「うん、アホやな」 こんな時間までやっているということは、今日が入稿日で、印刷会社との約束の時間はとっくに過ぎているのだろう。もしかしたら、色校正の段階まで進んでいるのに、色彩や明度とは無関係の修正指示が来たのではないだろうか。 広告業界のデザイナーなら誰でも経験のある腹立ちだろう

    「ウトゥクシク、ナリタイナ」 - 月刊ショータ
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