2019年2月12日のブックマーク (3件)

  • すべての翻訳は機械に代替されうるか──翻訳のクリエイティブとは? | inquire.jp

    ドイツを拠点とし、現代文学シーンで活躍し続けてきた作家・多和田葉子が「献灯使(The Emissary)」で全米図書賞翻訳文学部門を受賞した。日語とドイツ語で実作を行う多言語作家である彼女の作品は、これまで「言語の変容」が大きな主題として描かれてきた。稿では文芸翻訳を通して「翻訳の創造性」について考察する。 「でも結局、作者の言葉じゃないんでしょ?」 と、これまでに何度も言われた。出版不況と呼ばれる昨今、文芸作品の初版のほとんどは1万部を超えることはなく、海外文学の読み手というのも決して多いとはいえない。 ぼくのまわりの話ではあるけれど、翻訳を通して読む海外の文芸作品に対して苦手意識を持っている友人は多い。「翻訳調」と呼ばれる独特の言い回しであったり、馴染みの薄い文化、憶えにくい登場人物の名前など、友人たちはその理由をたくさん挙げることができ、最終的にたどり着くのが冒頭に掲げたひとこと

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  • 「クイーン」と「シェイクスピア」の共通点から考える、何が金や人気を生むのか | 文春オンライン

    クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』は、この原稿を書いている1月末時点で既に日国内での公開開始から12週目であるにもかかわらず、週ごとの国内興行収入で第3位だ。世界興収は880億円を超え、音楽家の伝記映画としては世界で最も稼いだ映画になった。クイーンに対する熱狂はとどまるところを知らない。 いかにしてクイーンやシェイクスピアは「正典」となったのか 芸術の世界で広く価値があると認められ、押さえておかなければならない古典として権威を獲得した作品を、もともとは聖書研究などで使われていた言葉を転用して「正典」(カノン、canon)と呼ぶ。 たとえば英文学なら、近世の劇作家ウィリアム・シェイクスピアの戯曲が代表的な正典だし、ロックの文脈ではクイーンがまさに正典だ。ロックに正典とか権威といった考えを持ち込むのをいやがる人もいるが、事実上クイーンはビートルズやレッド・ツェッペリンと同様、ロック

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  • 子連れ出勤、本当に幸せ? 子育て環境改善に必要なこと:朝日新聞デジタル

    先日、国が子連れ出勤を後押しする方針を打ち出しました。宮腰光寛少子化担当相は導入する企業を視察した際、「赤ちゃんの顔が幸せそう。乳幼児は母親と一緒にいることが何よりも大事ではないかと思う」と記者に語ったそうですが、当に子連れ出勤は親と子にとって幸せなのでしょうか。 両親が、子どもの預け先をどうしても見つけられない時があります。保育園の空きがない、保育園に通っているけれど病気になってしまった、病気は改善したが登園基準を満たさないなどといった際に、緊急避難的に子連れ出勤をしなくてはいけないことがあるかもしれません。 ただ、日常的になるとどうでしょうか。子どもの安全を守るためにしなければならないことは、実はたくさんあります。未就学児の通う保育施設は、子ども・子育て支援法、児童福祉法などさまざまな法律で安全を確保するように定められています。 前回のコラムでは、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリス

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