昭和大(東京都品川区)は28日、医学部麻酔科学講座の上嶋浩順講師(当時)が執筆した142本の論文について、データの捏造(ねつぞう)や改ざんなどの不正があったと発表した。このうち117本の論文を撤回するよう上嶋氏に勧告し、2020年5月12日付で懲戒解雇した。上嶋氏を指導する立場だった大嶽浩司教授を同日付で降格処分とした。 【図解でおさらい】ワクチンの有効率って? 論文不正を監視するウェブサイト「Retraction Watch(リトラクションウオッチ)」によると、117本の論文が撤回されれば、1人の研究者が関係した論文の撤回本数としては世界で3番目に多くなるという。 同大の調査により不正が認められたのは、上嶋氏が15~20年に執筆した142本の論文。麻酔を施した患者の年齢や身長、体重といった基礎データ、麻酔の手順などを記載した症例報告や、腰神経の麻酔に関係する臨床試験の内容をまとめたものな
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