●どういった順番で学習するのか 学習すべき項目の関係づけのことを構造化と言います。それは、学習する内容が、言語なのか、知的技能なのか、運動技能なのか、態度なのかによって違います。例えば言語を覚える場合は、どの部分から覚えてもいいのですが(クラスター分析)、算数の引き算を覚えるといった知的技能を身につける場合は、まず、一桁の引き算の結果を覚え、次に借用して一桁の数を引くことを覚え、繰り下がりのない複数桁の引き算を同時に覚えて…といったように、順番が階層化されます(階層分析)。運動技能は手順が大切で(手順分析)、態度を学習する場合は、そのすべての組み合わせになります。 ●学びを支援する働きかけ 研修を組み立てるとき、テキストやマニュアルを作るとき、ストーリィを組み立てるのに役立つのが、授業設計理論の父と呼ばれる学習心理学者、ロバート・M・ガニエが提唱した「ガニエの9教授事象」です。この「学びを