公益財団法人松竹大谷図書館は、松竹株式会社の創業者の一人・ 大谷竹次郎(1877~1969)が昭和30(1955)年に文化勲章を受章したことを 記念し設立した、演劇と映画の専門図書館です。 大谷竹次郎は「この文化勲章は、私個人が受けたものではなく演劇、映画界を代表しても らったもの。この栄誉は社会に還元していきたい」と、文化勲章の年金を基金として、長 年にわたり演劇・映画事業に携わってきた松竹並びに竹次郎自身が収集してきた資料や、 兄の白井松次郎の旧蔵資料を基にして、昭和33(1958)年に「財団法人 松竹大谷図書館」を 開館しました。 この大谷竹次郎の想いを継いで、松竹大谷図書館では開館以後も継続的に演劇・映画等に 関する資料を収集、整理、保存し、また他団体にも働きかけ、松竹作品以外の資料も広く 収集し、資料の一般公開を行っています。 平成23(2011)年6月には公益財団法人に認定され