村上世彰と堀江貴文――。意外なことにメディア上での対談は初めてだという。日本の常識に反旗を翻し、風穴を開けてきたふたりが、あの頃と今を語り合う。村上氏は『生涯投資家』(文藝春秋)、堀江氏は『多動力』(幻冬舎)を出版したばかり。顔を合わせたふたりは、挨拶もそこそこに、「出版におけるAIの活用」について話し始めた。 ◆ AIで本を作れるか 村上 いきなりだけど、本作りのAIってどうなってるの? 堀江がしゃべったことをデータベース化して本にまとめたり、そこから売れた、売れないを分析してさらに進化するという話だっけ? 堀江 ちょっと待ってください。村上さんの中でAIというのが魔法の箱になっているみたいなんで、そこの技術的理解を進めないと(笑)。最近、なんでこんなにAI、AIと言われているかというと、ディープラーニング、日本語で言えば深層学習がものすごく進化して、人間のニューラルネットワークを模した
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