アメリカ合衆国最高裁が6-3で妊娠中絶の権利を保障した1973年の最高裁判決、ロー対ウェイド判決に無効判断を下しました。 これにより、アメリカ合衆国全土で憲法によって保障されていた権利として妊娠を中絶するという権利はなくなり、各州が好きなように決められるようになりました。 ロー対ウェイド判決テキサス・オースティン大学で法学教授のサラ・ウェディントンは法科大学院の学生と共に、妊娠中絶を禁止する州法と、その州法を覆す方法について研究していました。彼女自身、当時は非常に珍しい女性の法律家としてさまざまな差別にあっており、女性の権利向上、特に女性の権利向上に必要不可欠なリプロダクティブ・ライツ(生殖や妊娠に関わる権利)の向上を調べていたのです。 ウェディントンは、職場での女性差別と闘っていた女性弁護士、リンダ・コフィーと共にテキサス州の妊娠中絶を覆す訴訟を行う準備をします。 訴訟を行うには原告が必
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