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ブックマーク / number.bunshun.jp (13)

  • “藤井聡太がマンガ・小説より面白い”という葛藤…『りゅうおうのおしごと!』原作者が感じる《現実将棋のドラゴンボール化》(白鳥士郎)

    W杯が近づくとサッカー漫画の連載が多く始まるのは業界の定説だ。だいたい1年前くらいから連載を始めれば、W杯予選での盛り上がりを追い風にして作品の注目度が高まるし、週刊連載であれば大会までに単行が4冊ほど溜まるので、他のサッカー関連と一緒に書店の棚をジャックすることができるからだ。 オリンピックでも同様の効果が見込まれており、東京五輪ではボルダリングの漫画が目立っていた印象だった。残念ながら1年延期となったことで、ほとんどの漫画は五輪が始まる前に終わってしまったが……。 ある競技が世間で話題となることで、それまで日の目を見ることがなかった題材の作品が商業ベースでの出版に至ることがある。それは将棋も同じだ。私が執筆している『りゅうおうのおしごと!』という作品は漫画ではなくライトノベル(挿絵の入った小説)だが事情は似たようなもので、拙作より前に正面から将棋を題材にしたラノベなどほぼ存在しな

    “藤井聡太がマンガ・小説より面白い”という葛藤…『りゅうおうのおしごと!』原作者が感じる《現実将棋のドラゴンボール化》(白鳥士郎)
  • IOC重鎮に本音を聞いた「五輪は開催する」けど「感染拡大なら日本に責任」… 埋まらない世論との溝、海外メディアも悲観的なまま(長谷部良太)

    東京五輪開幕まで4月14日でちょうど100日となった。来ならば開催国では機運が最高潮に高まり、自国選手たちの調整ぶりやメダル獲得予想に大きな注目が集まる時期だろう。しかし、「ウィズコロナ」で初めて行われる今回は状況が全く異なる。人々の関心は、「五輪をやれるのか、やれないのか」にある。 世論調査では大半が今夏開催を疑問視 毎日新聞などが3月に行った世論調査では、東京五輪を「予定通り開催すべき」と答えた人はたった9%だった。朝日新聞が4月10、11日、東京五輪・パラリンピック開催について3択で尋ねた世論調査の結果は、「今年の夏に開催する」が28%、「再び延期する」は34%、「中止する」は35%。日では今なお、大半が今夏の開催を疑問視している。

    IOC重鎮に本音を聞いた「五輪は開催する」けど「感染拡大なら日本に責任」… 埋まらない世論との溝、海外メディアも悲観的なまま(長谷部良太)
  • 【センバツ】「練習中に大腿骨が折れて…」部員5人だった“離島の弱小校” 2年半で初の甲子園に導いたスゴい練習(中村計)

    長崎県の離島、大島の県立大崎高校がこの春、選抜高等学校野球大会に初出場する。1人の監督が、わずか2年半で、部員5名の弱小チームを一気に生まれ変わらせた。監督の名前は、清水央彦。清峰(長崎)のコーチおよび部長として春夏計4度甲子園に出場し、佐世保実業(長崎)では監督として2度甲子園に導いた。しかし、「不適切な指導」があったとされ、2度、学校を辞めている。「大崎高校物語」は大崎だけでなく、そんな清水の再生の物語でもある(全3回の2回目/#1、#3へ)。 ――清水さんが監督に就任した2018年春、20人もの新入部員が集まったんですよね。この僻地にそれだけの選手が集まるだけでもすごいのに、その選手たちは、それなりに実力者だったそうですね。 清水 西海市の西彼中学が前年、全国大会に出場していまして。そこから4人入ってくれた。そして中体連の長崎県の優勝チームのエースである坂口(航大)がうちに来てくれる

    【センバツ】「練習中に大腿骨が折れて…」部員5人だった“離島の弱小校” 2年半で初の甲子園に導いたスゴい練習(中村計)
  • “IOCの収益源” アメリカが完全に「脈アリ」状態…東京五輪、開催可能性が高い3つの理由【英国からの視点】(長谷部良太)

    開催国の日だけでなく、今や世界中で話題になっているのが7月23日に開幕する東京五輪が開催できるかどうか。 1月27日にオンラインで行われた国際オリンピック委員会(IOC)の記者会見には、世界各地から200人以上が参加した。質疑応答で計15人の記者から投げられた質問の大半は、東京五輪絡み。バッハ会長の言葉を借りるなら、中止や再延期、無観客開催の可能性を含めた「あらゆる臆測」が正しいのかどうか、誰もが知りたがっていた。 バッハ会長は、「やれるかやれないかではなく、どのように開催するかだ」と繰り返した。開催は決まっている。だから自分たちが検討していくのは、どのような新型コロナウイルスの感染予防策を講じた上で実施すべきかだ、と。中止や再延期の選択肢はありえないという意思を示した。 1年前、バッハ会長は“建前”を認めた ただし、その言葉は鵜呑みにできない。昨年3月24日に東京五輪を1年程度延期する

    “IOCの収益源” アメリカが完全に「脈アリ」状態…東京五輪、開催可能性が高い3つの理由【英国からの視点】(長谷部良太)
  • 日本人に合うラグビーのフェアさと、南米在住サッカー記者の深い羨望。(沢田啓明)

    激しくぶつかり合った選手たちがノーサイドとなれば握手をかわす。ラグビーの精神性には、同じ“フットボール”のサッカーも学ぶところがある。 ラグビー・ワールドカップ(W杯)における日本代表の快進撃は、大会に代表チームを送り込んだアルゼンチン、ウルグアイをはじめとする南米各国でも大きな反響を呼んでいる。 スコットランド戦後、アルゼンチンのスポーツ紙『オレ』は日本代表について「禅のチーム」と表現。このようにも激賞している。 「オールブラックスが赤と白のユニフォームを着ているのかと錯覚するような高度な個人技と精密な組織力を発揮し、その上に日人特有のディシプリン、効率の良さ、ミスを犯さない精密さを加味している。チーム全体に、禅を思わせる高尚な精神性すら見て取れる」 「我々の代表も釜石での初戦でフィジー代表を倒し、オーストラリア代表、ウェールズ代表という強豪相手にも奮闘した。しかし、勇敢にして情熱に溢

    日本人に合うラグビーのフェアさと、南米在住サッカー記者の深い羨望。(沢田啓明)
  • MLBが気にする「投手酷使指数」とは。投手の肩という資産の有効運用を。(広尾晃)

    いよいよキャンプシーズン、日米ともに「球春」間近だ。MLBでは青木宣親の日復帰はちょっと残念な気がするが、大谷翔平の「未知への挑戦」が楽しみだ。 ところで、大谷の移籍先が決まってからの報道の中で、気がかりなものが1つある。 それは「大谷翔平が右肘の内側側副靱帯を損傷し、このオフにPRP注射をした」というものだ。 肘の靭帯は投手の生命線だ。これが大きく損傷したり断裂したら、「トミー・ジョン手術(側副靱帯再建術)」を受けなければならない。そうなったら、1年以上を棒に振ることになる。ダルビッシュ有、田澤純一、松坂大輔などが苦労したのが記憶に新しい。 PRP注射というのは、自分の体内から抽出した血小板を患部に注射するもので、損傷した靭帯を自身の治癒力で修復しようというものだ。ヤンキースの田中将大がこの治療をしたことが知られている。 エンゼルスは「翔平は精密な身体検査を受けている。深刻な外傷は見つ

    MLBが気にする「投手酷使指数」とは。投手の肩という資産の有効運用を。(広尾晃)
  • 4分の3が私立高になったセンバツ。公立びいき、片側応援も程ほどに。(安倍昌彦)

    春のセンバツの出場校が決まり、プロ野球の春季キャンプも始まって、野球の世界に春がやって来た。 今年のセンバツにやって来る顔ぶれを眺めながら、有名な学校が多いなぁ……と思ったのがきっかけで、珍しくちょっとした“調べもの”をやってみた。 有名な学校が多いという第一印象のあとに来たのが、「私学ばっかりだなぁ」という事実だ。 数えてみたら、21世紀枠も含めて出場32校のうち24校、4分の3が“私学”だった。 へえ~っと思いながら、そういえば、去年の夏の甲子園でも同じようなことを感じたなぁと思って、今度はそっちのほうを調べてみたら、出場49校中39校が私学、センバツ以上のおよそ80%が私学だったことがわかった。 ならば、いつ頃からこうした「私学大会化」が始まったのか……以前は、もっと公立校がたくさん出ていて強かったように思う。 ここ60年で、公立と私学の割合はきれいに逆転した。 そこで、春・夏の甲子

    4分の3が私立高になったセンバツ。公立びいき、片側応援も程ほどに。(安倍昌彦)
    synonymous
    synonymous 2017/02/08
    高校野球をやめよう
  • 「トップ8」の壁が日本を苦しめる――。メキシコの“レジェンド”の不吉な予言。(近藤篤)

    1930年の第1回サッカーW杯から参加しているメキシコ代表。1970年と1986年のW杯自国開催ではベスト8まで進むが、過去5大会では連続でベスト16敗退となっている。 カメラ片手に世界中を巡るフォトジャーナリストの近藤篤氏。 今回は氏の最新刊となる『ボールピープル』の発売を記念して、 コンフェデレーションズ杯の紀行エッセイを発表することとなりました。 今回は、日本代表最後の試合となったメキシコ戦にまつわるお話。 消化試合なのに5万人以上の観客が詰めかけたスタジアムで、 日贔屓のブラジル人達の大歓声に日本代表は応えられたのか? イタリア戦の2日後、レシーフェからブラジリア経由で第3戦の舞台ベロオリゾンチに飛んだ。 途中、ブラジリアからメキシコ人の団体客が同じ便に大勢乗ってきた。彼らは前々日、フォルタレーザで行われた対ブラジル戦を観戦し、同じくベロオリゾンチに向かうところだった。中にものす

    「トップ8」の壁が日本を苦しめる――。メキシコの“レジェンド”の不吉な予言。(近藤篤)
  • 五輪で金、新リーグも発足したが……。米国女子サッカーの明るくない見通し。(生島淳)

    なでしこリーグの大阪高槻FCがGKソロらアメリカ代表の選手数人にオファーを出しているという報道もあった。金メダリストたちの去就に注目が集まっている。 8月9日、オリンピックの開催期間中に、新しいアメリカの女子プロサッカーリーグの設立に向けての発表があった。 新しい女子サッカーリーグは2013年春に8チームが参加してスタートする予定だ。いまのところ参加予定なのは、前身のプロリーグである「WPS(Women's Professional Soccer)」に所属していた、ボストン・ブレイカーズ、シカゴ・レッドスターズ、ニュージャージー・スカイブルーFCの3チームに加え、その他にシアトルに拠地が置かれる見込みだ。 前身のWPSは2009年からスタートし、澤穂希、宮間あやなどがプレーした組織。宮間が昨年のワールドカップ、そして今回のオリンピックと試合終了後にアメリカ選手と情感のこもった挨拶を交わし

    五輪で金、新リーグも発足したが……。米国女子サッカーの明るくない見通し。(生島淳)
  • メダル数で測れないもの。~“中国化”する日本スポーツ界~(小川勝)

    中国が最も得意とする競技のひとつ、体操。北京五輪では、男子団体総合、男子個人総合ともに中国に金メダルを譲った。ロンドンでは、内村航平(写真)の個人総合金だけでなく、団体総合金メダルというアテネ五輪の再現を目指す。 オリンピックにおいて、1位から3位の選手に「金銀銅」のメダルを授与すると決まったのは、1907年、オランダのハーグで行なわれたIOC総会だった。彼らの決定によって、オリンピックでは3位までが高い価値を持つことになった。 今では世界中で多くの選手が、オリンピックのメダルを最も価値ある成果として目標にしている。しかし考えてみると、これは当時のIOC委員――ピエール・ド・クーベルタンやスウェーデンのビクトル・バルク将軍が決めた顕彰の方法だ。彼らが「メダルは5位まで」と決めていれば、5位が高い価値を持つことになっていたかも知れないのである。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。

    メダル数で測れないもの。~“中国化”する日本スポーツ界~(小川勝)
    synonymous
    synonymous 2012/06/05
    役人に数値目標を与えちゃダメ。
  • 「働け!」「仕事しろ!」の集中砲火。阪神・新井貴浩という異能選手。(村瀬秀信)

    とにかくチームのために献身的にプレーを続ける新井貴浩。プロ野球選手会の会長として統一球問題に積極的に取り組んだりと……当にイイ人なのです。「僕たちは優勝を目指しているわけだから」と語るなど、まだまだ諦めずチーム浮上を目指す! 今年もまた、球場に「アライ」を呼ぶ声が響いている。 交流戦、いきなりの5連敗という最悪のスタートを切った阪神タイガース。その後を3勝1敗1分けで乗り切り(5月28日現在)、復調の兆しを見せているようではあるが、この人への期待の反作用ともいえる奮起を促す熱心な声援……早い話が「ヤジ」は、日毎夜毎に激しさを増している気がする今日この頃。 新井貴浩。「ヤジは愛情の裏返しである」という通説に照らし合わせるとするならば、野球界で良くも悪くもこんなに愛されている選手を他に知らない。 もちろん声援も多いのではあるが、ここ数年、不調になると新井に対してのヤジが激しさを増す傾向は感じ

    「働け!」「仕事しろ!」の集中砲火。阪神・新井貴浩という異能選手。(村瀬秀信)
  • 安易な海外移籍決断に異を唱える、広島・ミキッチのJリーグ主義。(木崎伸也)

    当初はFWとしてプレーしていたが、1999年にディナモ・ザグレブの監督に就任したオズワルド・アルディレスにサイドプレーヤーへの転向を促され、以降、サイドを主戦場として活躍。サンフレッチェ広島に加入した初年度も右サイドのレギュラーとしてシーズン4位という好成績に貢献した。 今、Jリーグにとって最も悩ましい問題のひとつは、若手のヨーロッパ流出だろう。2010年W杯以降、香川真司、内田篤人、宇佐美貴史、大津祐樹といったリーグの見所となりうるタレントたちが次々と日を離れ、この夏もセレッソ大阪の清武弘嗣や柏レイソルの酒井宏樹の海外移籍が噂されている。 ドイツに6年間住んだ経験がある筆者としては、リスクを冒して移籍する若手選手たちの気持ちがわかる気がする。Jリーグである程度の結果を出せば未知の世界で力を試したいと思うのが自然だし、言葉も通じない異文化に飛び込むことで価値観が変わって劇的な成長を遂げる

    安易な海外移籍決断に異を唱える、広島・ミキッチのJリーグ主義。(木崎伸也)
    synonymous
    synonymous 2012/04/10
    優れた海外の文物やメソッドを輸入する、という発想の賞味期限はもう終わってるはず。
  • コースはあるけど……施設は未完成。主催者の謝罪で始まったF1韓国GP。(尾張正博)

    「このような不完全な状態でグランプリを開催しなければならなかったことに関しては、個人的に情けない気持ちだし、観衆に対して申し訳なく思っている」 韓国初のF1グランプリ開幕を翌日に控えた10月21日木曜日。霊岩(ヨンガム)に建設された韓国インターナショナルサーキットの記者会見場に姿を現したKAVO(韓国オート・バレー・オペレーション)のCEO、チャン・ユンチョは詰めかけた海外メディアの前で謝罪した。 チャンCEOがそう語るのも無理はなかった。 心配されていたコースの視察は日GP直後に行われ、韓国GPは開催1週間前にようやくゴーサインが出された。しかしコース以外の準備を後手に回してしまったために、サーキット全体としての完成度がこれまでのどんな国の初グランプリに比べても相当に見劣りするという、大変みすぼらしい状態でのこけら落としになってしまったからである。 不安なままサーキットを訪れると……

    コースはあるけど……施設は未完成。主催者の謝罪で始まったF1韓国GP。(尾張正博)
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    synonymous 2010/10/22
    ラブホに泊まらせてるのか。さすが韓国らしい。
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