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ブックマーク / yayoi-2011.hatenablog.com (2)

  • 第5章 原発事故を解析する - 「栄光なき天才たち」との日々雑感 by Tomoyoshi Ito

    原発事故を解析する 再び、牧野教授の公開用日誌に戻る。 3月14〜16日にかけて、牧野は自分の頭脳をフル回転させている。この時期において、科学的根拠を示しながら、これだけの情報を発信した科学者を、私は他に確認できていない。 ただし、ここの記述を読み取ることは、かなりの物理的な素養が必要である。補足を加えるので、余力のある人は思考のプロセスを追体験して頂きたい。 ここで大事なことは、牧野が行った計算は、基的な物理量から出発していて、原子炉に特有な事象がないことである。つまり、物理学者、もっといえば、物理を専攻している学生であれば、やろうと思えば誰でも行えた計算である。 しかし、ここまで基に立ち返って計算した例を、この時期、私は目にしていない。やらなかったのか、やれなかったのか。事実として、この頃にテレビ等に出演していた「専門家」たちは、自らの頭を使っていなかった。これまでの「経験」や「イ

    第5章 原発事故を解析する - 「栄光なき天才たち」との日々雑感 by Tomoyoshi Ito
    synonymous
    synonymous 2011/10/12
    『こういうみつもり計算をやるのが普段役に立たない天体物理学者の使命だと思う。間違っててはいけないんだけど、オーダーとして大きく間違えてなさそう。』
  • 第3章 牧野教授の公開用日誌 - 「栄光なき天才たち」との日々雑感 by Tomoyoshi Ito

    エースはどこに? 次々と報道が流れているのにもかかわらず、社会は確固たる知見が得られずにいらだっていた。逆に不確かな情報が氾濫するという事態に陥っていた。 例えば、テレビからは、放射能汚染に関して、専門家が決まり文句のように繰り返して発言していた。 「ただちに健康被害が出るようなレベルではありませんので安心して下さい」 「ただちに」被害が出ないということは、「将来は出る」ということなのか? なぜそれで「安心できる」という結語になるのか? 学生の安否確認など、日々の生活に追われながらも、私は「第一人者」を探し始めた。社会の混乱を鎮めるためには、確固たる専門領域の能力を持ち、かつ、第一人者として発言に責任を取れるだけの自負を持った「エース」の登場が不可欠であると思われたからである。 そしてもし、何らかの理由で「エース」が埋もれてしまっていたとしたならば、それは表舞台に出さなければならない。その

    第3章 牧野教授の公開用日誌 - 「栄光なき天才たち」との日々雑感 by Tomoyoshi Ito
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