(CNN) 乗客が立った姿勢で航空機に搭乗する垂直型座席の新モデルが、このほどドイツ・ハンブルクで開かれた航空機の内装展示会で披露された。 立ち乗り座席の「スカイライダー2.0」は、イタリアの座席メーカー、アビオンインテリアズが開発した。旅客機に搭乗できる乗客の数を増やすため、座席と座席の間隔を狭め、「超高密度」で乗客を詰め込むことができるとうたっている。 乗馬用の鞍(くら)にまたがるような形で座席につく立ち乗り座席「スカイライダー」のデザインは、同社が2010年に披露した。しかし米連邦航空局(FAA)などに承認されず、普及には至らなかった。 2.0では詰め物を増やし、各列に天井から床まで届くポールを配置するなどしてデザインを改良。この座席は短距離便での採用を想定しており、乗客の快適さを保ちながら搭乗者数を20%増やすことができ、航空会社にとっての増益につながると同社は宣伝している。 重さ