奄美の国籍, 沖縄, 鹿児島 11月14日(土)に東京で開催されるイベント『奄美と沖縄をつなぐ』は、鹿児島県の行政区にある与論島と沖縄本島の間に存在する境界線(県境)で隔絶された琉球弧のグラデーションを滑らかにする試みだ。 そのイベントの中心になっている人物が境界線の最前線に位置する与論島出身の喜山荘一氏であることはその境界の断絶を身をもって知るからなのだと感じる。 ティダ(太陽)に照らされて鹿児島本土から海果つる沖縄の先島まで、鮮やかに浮かび上がるべき琉球弧のグラデーション。南国は一体となってこそ南国としてのパワーを発揮する。断絶を無化すべき地位と権威を持つ政治家や文化人らは、その責をなかなか果たそうとはしてくれない。この地域には、精神の凍てつきをほぐしてくれる象徴的な言葉と儀式、そして物語を必要としているのだ。 輝度は0から100まで、多くの色数が集まった方が色彩はより鮮やかさを増す。