日曜日の日経新聞に掲載されている「そこが知りたい」というインタビュー記事に、韓国の労働相である李永熙氏が登場しておられました。お隣の国韓国では、日本に先駆けてワークシェアリングが拡がっているそうです。非常に興味深い記事なので備忘的に転載しておきます。 韓国で「ワークシェアリング」が広がっている。中には時短が伴わず、労働組合から「単なる賃下げ」と批判されるケースもあるが、サムスン電子やLG電子など主要な財閥系企業は、社員の賃上げを凍結し、初任給を減らす代わりに、雇用を創出した。ワークシェアリングが日本より韓国で早く浸透しているのはなぜか。旗振り役の一人、李永熙(イ・ヨンヒ)労働相に聞いた。 ――韓国のワークシェアリングの浸透度は。 「政府の四月九日時点の調査では社員百人以上の六千七百八十一事業所のうち千五百四十四事業所が何らかのワークシェアリングに取り組んでいる。新卒採用を減らす代わりに長期