ブックマーク / sakutamatengo.hatenablog.com (10)

  • 空蝉 - 硝子の瞳と猫と

    玄関前で蝉の抜け殻を見付けた コンクリート製の郵便受けに しっかりとしがみついている 背中が割れている生々しい抜け殻 蝉は夜に羽化するらしい 見たかったなぁ 感動のドラマ 蝉の母が産卵した時は ここには二階の屋根に大きく枝を伸ばした ケヤキがあった 去年半分程に切ったから 幼虫は昇る場所に困っただろうに 無事に 羽化してくれたみたいで良かった 家の敷地で見つけたのは 初めてだったので 嬉しくなってSNS 縁起を調べてみた 「蝉の抜け殻を見つけたら 幸運が訪れる」 「宝くじでも 買ってみようかしら」 そんな事を考えながら チーちゃんの散歩に出掛けたら 銀杏の近くの草むらで また蝉の抜け殻を見付けた よく見ると5匹もいる どんだけの幸運に恵まれるんだ 私! もしかして高額当選金が確実とか?! 妄想が暴走 「よっしゃー!」 スキップをしながら家に帰った しかし 朝をとりながら考えた 「幸運に恵

    空蝉 - 硝子の瞳と猫と
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    syounagon 2021/08/07
  • 通勤の車窓から ① - 硝子の瞳と猫と

    田舎あるある 「通勤手段は車のみ」 自宅も勤務地も山の中  田舎 to 田舎 通勤途上の車窓から 車をスタートさせて しばらくして気付いた ボンネットに オオカマキリの子供がしがみついていた 義母の家までは1分程だ 頑張れ 国道へ合流する地点で停車すると 飛ばされないように 何とかウィンドウの窪みに逃げ込む 「賢いな」 おかげで 無事 義母の庭に放してやれた 次の世代まで どうか無事命を繋げられますようにと祈る 「フリーズしているシマヘビさん 生きてる?」このまま進むとタイヤでひきそう ブレーキを踏んだまま 様子見する 動く気配がないので ドアを開けて外に出ると 慌てて草むらに逃げ込んだ 交通事故には気を付けてね しばらく行くと 凄いものを見た 会社のすぐ側を 鳳凰が飛んでいるではないか これは「吉祥」 近くに赤い鷹まで従えている ここは神の畑か? 見たところ 只のとうもろこし畑 「脅し」

    通勤の車窓から ① - 硝子の瞳と猫と
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    syounagon 2021/07/24
  • アラクノフォビア 注意 - 硝子の瞳と猫と

    6月の初旬  孵化した蜘蛛の子供達を見つけた 思い思いに ゆっくり散って行くようだ 二日後には ほとんど旅立っていた 足を伸ばしても 1cm位の小さな蜘蛛達が 近場に巣を張る フェンスや茂みが 子蜘蛛の格好な住宅になった でも 風雨が強かった翌日には 何匹も巣ごと姿を消していた 「自然淘汰」 消えては現れ 彼等は少しずつ成長していく 朝陽が当たれば 虹色に輝くしなやかで 透明な糸 朝靄の深い朝は  小さなビーズ玉を連ねて現れる レース編みのような美しい蜘蛛の糸 美しさと裏腹に 餌を捕らえ命を奪う 殺しの糸 此方も孤独な闘いが 始まっている 家の壁面には たくさん産卵されているのに 私はカマキリの孵化に遭遇したことがない 彼等は「動くもの(生き物)を捕らえてべる」 空腹になれば共いもする 孵化したらさっさと逃げるが勝ち 一度の産卵で 100~300匹の子カマキリが孵化する そのうち大人

    アラクノフォビア 注意 - 硝子の瞳と猫と
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    syounagon 2021/07/10
    カマキリさんが綺麗と思った🌟
  • 創造主は素敵なデザイナー - 硝子の瞳と猫と

    ある日の夕方 義母の薬を診療所に取りに行き 帰宅した ふと助手席を見る いつの間に入り込んだのか美しい珍客がいた 初めて見る「蛾」だ 帰宅するまで気付かなかった訪問者 一瞬チェック柄に見えたが波のような流れる曲線 なんて素敵な色とデザインだろう しばし見入ってしまった ふかふかな毛並みの頭とお尻 調べてみると「スズメガ科」の「雲紋雀」蛾とわかった 外に放そうと木の枝を近付けるとパタパタと羽ばたいた その時広げた 胴体近くに折り畳んでいた羽根の色が 鮮やかな「赤」だった 飛ぶとこの部分が広がる ゆっくり羽ばたくともっと「赤」がハッキリ見える 危険に遭遇した時 敵を驚かせる為の手段なのだろう 私はまんまと術中にはまって仰天した 緑の中から突然現れた「真っ赤な羽根」 凄いな 神様は粋なアーティストだ ひらりひらりと 優雅に羽ばたく蝶も美しいけれど いろんな形の羽根を広げて休む蛾も 美しいものだと

    創造主は素敵なデザイナー - 硝子の瞳と猫と
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    syounagon 2021/06/30
    初めて蛾が美しいと思ってしまった🌟
  • 終の棲家 - 硝子の瞳と猫と

    義母の通院で街中を車で走る 広いアスファルトの道路  周囲は高いビルとマンションが建ち並ぶ 「真夏はクーラー無しでは いられないだろうな」 歳を取れば 買い物や通院が便利な 都会に住む方が良い それでも私は「都会には住めない」と思った 自身は都市部で生まれ育ったのに 年々冷房と外気の気温落差が 我慢できなくなってきた マイナスイオンがいっぱい? 思えば 結婚後住んだ部屋に クーラーを付けたことがなかった 郊外で山に近く 見晴らしが良かった 広島 田圃が広がり 人家の少なかった 山口 目の前が海水浴場だった 愛媛 どこも暑い夏をなんとか凌げる 自然の多い良い所だった 仕事場も動き回って汗だくになった 冷房のある以前の職場 じっとしてるけど 冷房がなくて汗だくの現在の職場 正直暑いのは身体にこたえる 熟睡出来ない夜が続いても ひと月半くらいの辛抱と乗り切っている 今の自宅は ぐるりと山に囲まれ

    終の棲家 - 硝子の瞳と猫と
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    syounagon 2021/06/05
  • グルメなチーちゃん 〈春編〉 - 硝子の瞳と猫と

    愛犬チーの散歩には モグモグタイムがある 黄色い花咲く菜の花を見つけると 必ずモグモグ 「おひたし」にするのは まだ緑の蕾の頃なのだが  夢中で花をべている 「美味しいの?」 私も黄色い花を 摘まんで パクリ 花びらがモサモサするが 苦味も薄く 大根の匂いが鼻から抜ける 「悪くない」かいわれ大根の代わりに少し使ってみようか 土筆 争奪戦 土筆を取っていると チーは遊びでシャリシャリべる 「シャリシャリ ガジガジ」 「止めて」リードを踏んでデフェンスする これは今晩の「もう一品のおかず」なんだから 幸い わらびと筍には興味が無いようだ 小さな小さな さくらんぼ 他の桜がまだ堅い蕾の時期に 満開になるlの桜がくれる恵み「さくらんぼ」 スーパーで見掛けても「山形県産」は眩しさに目がくらみ つい 隣のダークな色の「アメリカンチェリー」を買い物かごに入れる 小さいけれど 目の前の赤い実は「国内

    グルメなチーちゃん 〈春編〉 - 硝子の瞳と猫と
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    syounagon 2021/05/16
  • 白・ 白・白 - 硝子の瞳と猫と

    今年 最初の競馬のクラシックレース「桜花賞」で 初めて「白馬」が優勝した 当に綺麗な白い牝馬で 名前は「ソダシ」という サンスクリット語(古代インドの標準的文章語)で 「純粋、輝き」という意味らしい 「白馬優勝記念」と 強引に賞して 「うちの色白さーん  いらっしゃーい ♪」 ♪ 豆柴 チーちゃん 尾も白い なら 睫毛も白い ♪ うちの白さん ブログの常連 「珠玉」(タマ) じいさん ♪ おまけ 庭の「シロヤマブキ」 名はヤマブキだが山吹とは別種 競馬とは 何の関係も御座いませんでしたね 失礼致しました

    白・ 白・白 - 硝子の瞳と猫と
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    syounagon 2021/04/12
    ソダシ🐴のニュース見ました🌟美しいお馬さんでした💖白いニャンコさんも可愛いですね🌟
  • 猫もコタツから出ておいでよ - 硝子の瞳と猫と

    雪の日 愛犬チーちゃんと散歩した あの歌「雪」の通り犬は大喜びで走り回る 私も寒いけど 犬同様雪の日のお散歩は大好きだ! いきなり 雪の上に大の字に寝てみる 誰も歩いて無い真っ白な雪道に 自分の足跡をつける 車が通らない雪道だから18メートルのリードで歩ける 何の足跡だろう? 途中まで仲良く続いていた こちらは ウサギ    こちらは 猪かなぁ? 山の頂上まで登り 遊歩道を見下ろせる横の斜面を下っていたら 歩道を駆け上って来る黒い小型犬に気付いた 「リードを着けないで放すとは マナーの悪い飼い主だなぁ」 私は慌てて長いリードを巻き取り始めた 小型犬が疾走してどんどん近づいて来る 「あれ?」 犬じゃない それは「ウサギ」だった うちの豆柴と同じくらいの大きさ 黒に近いグレーの毛色で勘違いしたのだ ほとんど足音をたてず 歩道からこちらの斜面に上ると あっという間に雑木林の中に消えて行った 「脱

    猫もコタツから出ておいでよ - 硝子の瞳と猫と
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    syounagon 2021/02/28
  • 「お椿さん」だからね - 硝子の瞳と猫と

    先週「春だ」なんて記事掲載したら 昨日17日は午後から降雪が始まり「冬だったのね」と思い知らされた いつもは通勤時間15分なのに 勤務先から帰宅までに3時間もかかったのだ まず国道のひどい渋滞にはまり ようやく先に見えたのはUターンさせられる車 お巡りさんが「大型トレーラーが横転して移動に時間がかかるので 海側の道に迂回して下さい」と声をかけていた 市内に引き返し海岸線の道を進む 恐ろしいほどの強い風雪だ 左折して雪の降り続く山道に進むが 「無理!」と私の能が訴えるので引き返す 人家が途絶え 周囲が白一色に見え始めた細い山道を登る こんな所で立ち往生したら 低体温症は必至 翌日 私が雪のような真っ白な着物を着せられ 木の箱に収まる羽目になるわ 市内に戻り 一区間だけ高速に載ろうとしたが無情にも「通行止め」 万事休す! 冬タイヤではないので 夫はビジネスホテルに泊まるという なんとしてでも

    「お椿さん」だからね - 硝子の瞳と猫と
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    syounagon 2021/02/18
  • Never give up ! - 硝子の瞳と猫と

    フリーランスの私は いつも人より遅めの出勤 皆が既に仕事中の検査部デスクについて仕事開始 いつもはうるさいくらいしゃべる後ろの上司が 何かボソボソ言いながら立ち上がって席を空けた 「なんかリーダー(上司)お腹から声が出てないっていうか 空気抜けてるみたいで聞こえ難いんやけど どしたん?」 気になって同僚Sさんに聞く 「肺が潰されたんよ」検査の手を休めず低音で呟く 「は?」 「圧でね」 「アツ?」 頭に浮かんだのは 相澤 翼 通称 「あつ」 ちょうどパタパタとデスクに戻って来る「ボランチN さん」を Sさんがチラリと見やる 「なるほど」そういう事か パートのN さんは仕事のできる人だ 意欲的に多岐に渡る分野を吸収し 納得いくまで突き詰める 物事の全体を把握し 先の先まで読んで発言する 他部署からの応援の件で一戦交えたようだけど メカの修理は得意だが数字に弱いリーダーが 到底勝てる相手ではない

    Never give up ! - 硝子の瞳と猫と
    syounagon
    syounagon 2020/10/06
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