村中直人著『〈叱る依存〉がとまらない』を読みました。これは年に一回くらい読み返したい本だなと思っています。 〈叱る依存〉がとまらない 作者:村中直人 紀伊國屋書店 Amazon 私は「怒る」はダメだけど「叱る」は良いと思っていました 今まで私は、 ・怒る:自分の感情を発散すること ・叱る:相手のためを思って教育すること と整理して理解していました。子供が何か悪いことをした時には「怒らずに叱る」ことを意識してきました。(もちろん私も人間なので感情的に怒ってしまったこともあります) ところが、この本では、 ・「怒ってはダメだが、叱るのは必要」「怒ると叱るをきちんと区別することが必要」などの説明にはほとんど意味がない ・叱られる側にとっては、怒られようが叱られようが、強いネガティブ感情が生じる点で、叱られる側の体験に大きな違いはない と明言されています。 そして、「『叱る』には依存性があり、エス