動物の行動を定量的に計測して、その時の神経活動と比較することでわかることが色々あります。動物の自発的行動の例として給水器から水を飲む、というものがあります。水を舐め取るタイミングを検出する装置をリックディテクターといい、古典的には動物と給水器の間の接触を電気的に検出する方法がありますが、接触時に生じるアーチファクトのために電気生理学実験との相性はよくありません。光学的、つまり給水器から水を舐め取るタイミングを赤外線センサーを使って検出する方法は電気的アーチファクトがないため有用であるとシステム情動科学講座の西丸先生から教えてもらいました。ただ、市販装置は高くて手が出ないので自分で作ることとしました。電子工作はあまり得意ではないので2日かかってしまいましたが、きちんと作動するものが完成しました。左側の黒い部分がセンサーで、センサーの前をものが横切ると+5Vの信号が発生します。制作費は壊した部
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