切り方ひとつで野菜の味は変わる。身近な食材ほど、いつもと切り方を変えてみると、ガラッと印象が変わって面白いものだ。蓮根を使った今日の料理も、初めて食べたときは本当に驚いた。 その名も、清炒藕絲(蓮根の細切り炒め)。その名の通り、蓮根を縦に細切りして炒めたものだ。 清炒藕絲 清炒藕丝 qīng chǎo ǒu sī清炒藕絲(蓮根の細切り炒め)それだけと言えばそれだけなのだが、これが旨い。縦に細切りすることで生まれる軽妙な食感が最大の魅力だ。 炒めるうちに勝手に程よい粘り気が出てきて、彩りのピーマンと上手くまとまる。それを最低限の味付けで仕上げてやると、蓮根の香りと甘味を存分に味わうことができる。 細切りを面倒と思うかもしれないが、そんなに細く切り揃える必要はなくて、少し太めくらいが食感が活きて美味しい。不揃いでも食感にアクセントが生まれて却って美味しいくらいなので、気軽に試そう。 これからの